雨粒の落ちてくるスピードは大きさによって違います。
小さな雨粒はゆっくりと,落ちてきます。
勿論、大きな雨粒は速く地上に落ちてくるのです。
今では当たり前に世界中を旅行出来ている私達ですが、この飛行機の登場は今から60年前と言われています。
また、皆さんも聞いたこと、見たことがある「飛行機雲」が出来たのは、飛行機が高い空をかなり速いスピードで飛ぶようになったことが考えられます。
空気が薄いところを飛行機が飛ぶとその後ろから小さな渦巻き出来て、これが周りの空気の温度を下げて結果、雲が作られるらしいです。
私は名前にも「雲」があるように、空に浮かぶ「雲」を公園のベンチに座りゆっくり眺める事が趣味です。
特に「飛行機雲」は空港に行った際には見送りながら「飛行機雲出してくれないかなぁ」と待って探すぐらいです。
笑いますね。
雨と涙
さて、先程「雨」の話をしましたが人間の雨と言えばまず最初に思うのは「涙」でしょうね。
喜んだ時
怒った時
哀しい時
楽しい時
みんな流してしまう涙。
今日はその中から哀しみの涙が喜びの涙になった方の話をしましよう。
話は2年前にさかのぼります。
毎月カウンセリングに来られるお客様のHさんは16年前にお父様、更に去年2歳年上の神奈川に住むお兄様をご病気で亡くされました。
1人地元に残ったお母様が2日置きに透析の為、大変なこともあり宮崎の暮らしを辞めて4年前から同居しています。
初めて会った4年前はふっくらとした方でしたが、今では9 キロも痩せて体重が落ちてしまいました。
私はいつも彼女がカウンセリングに来たら必ず「無理だけはしないでね。結婚しなきゃいけないから綺麗に美しくいてね」と言います。
そうです、親の面倒見ないといけないから「結婚できない」なんて事だけは思わないでくださいね。
確かに色々なことに構わなくなるかもしれませんが、最低限のオシャレはしてください。
どこで誰が見てるかわかりませんよ。
その彼女から、今月初めとても良い知らせが舞い込みました。
去年8月から航空会社で整備士をしている彼とお付き合いしておりましたが、昨日彼から結婚のプロポーズを受けたそうです。
人生にとって大事な事は目の前の事を努力して、自分の出来ること、したいことを精いっばい実行する事だと思います。
今では、すっかり彼女が御家族の事などを尋ねに来られるのですが私の所に最初に来られたのは亡くなったお兄様でした。
亡くなる六ヶ月前に私の事を聞いていたそうです。
それを覚えていて来店くださいました。
今思えば、初めにお会いした時はお兄様を亡くされたばかりで、とても哀しい涙でした。
でも、結婚が決まったと報告する彼女の涙は喜びの大きな粒の涙でした。
亡くされたお父様やお兄様が将来ひとりぽっちにならないようにお相手を飛行機雲に乗せて連れて運んで来てくれたんでしょうね。