「授雲さん。もう無理です。大阪の彼とは喧嘩ばっかりで…」
そう言ってカウンセリングに来られた宮崎県出身のUさん31歳。
現在二人は交際4年目。
話によると、どうやら彼が話す言葉にいちいち傷つき、悩むのだそうです。
彼はとにかく関西を基準に考える人らしいのです。
宮崎出身のUさんは、医療事務の仕事をしながら一年前から生花の先生もしている、勝気な女性です。
言葉は優しくおっとりしていていますが、芯は強くて頑固なところがあります。
U:「彼が言う冗談が、私には冗談に聞こえないのです。
『お前にアホと言ったらすぐ怒るなり傷つくから言えない』と言われます。」
授雲:「大阪の方は悪口でもノリで返す方が多いのではないですか?」
U: 「でも、私は真面目に返事を返すので堅物で難しいと思われて、面白くないとも言われてとても悩んでいるのです。
どうかアドバイスをよろしくお願いします。」
人は皆、育った環境で性格形成や生きていく方向性が違います。
あなたの育った環境では、「これが当たり前」でも他人様には当たり前ではないという事実も理解すべきですね。
お互いが気持ちを押し付けてしまう事は、お互いが疲れてしまうことにもなりかねません。
言葉のキャッチボールが出来ない理由
実は、Uさんのように言葉のキャッチボールが出来ないカップルは以外と多いものです。
それはどうしてでしょうか?
1番の理由は、「相手に期待しすぎている」ということです。
以外に思われると思いますが、恋愛が持続出来ない人の中には、依存型の傾向が強く、半年以上の交際期間を過ぎた頃から「相手が私と同じ考えを持っている」、「私の気持ちを理解すべき」と勝手に思いがちです。
付き合えばあなたの思う通りになるという考えは良くないのです。
Uさんのように「私を好きだったら、嫌な言葉を私に言うべきではないでしょう!」という考えを持つのではなく、相手は違う考えの持ち主であるという事を忘れてはいけないのです。
おそらく大阪の彼もUさんをいじめようとして嫌な言葉を言っているのではないのです。
思った事を何でも言葉にするし、話さないと分からないと思っているところがあるのだと思います。
キツイ事を言われたら、突っ込むかボケるか逃げるか、なのです。
仲の良いカップルの共通点
では、とても仲の良いカップルに共通している5つを挙げましょう!
- ありがとう、ごめんなさいを素直に言い合えている。
- 相手の家族の悪口を言わない
- お金の価値観が似ている
- 食べ物も好みが似ている
- 喧嘩をしても5日以内に仲直りをする。
女性は、ついつい男性が投げかけた言葉で「どれだけ愛されているのか?」を確認するようです。
言葉よりも彼があなたに対してしてくれた行動で、思いやりや愛の深さを感じてみてはいかがでしょうか?
お互いの仲がもっと深まるかもしれません。