一日進むことは一歩進むことでありたい。
人生を80年とすると日数にしてみて3万日です。
ですが大切なのはこの世に何年行きたか?ではなく、どれだけ価値のあること、悔いが残らないことをしたのか?という事だと思います。
人生に悔いのない人は、いつも前向きで結局判断は自分で決めて実行しています。
人の真似をするのではなく自分の出来ることを伸ばして努力している人なのです。
様々な間違いと失敗は生きるための訓練ですから怖がってはいけません。
何かが起こった時に惑わされないことが大事です。
じっくり考えて答えを出すことが重要なのです。
では、ここである選択の話しをしましょう。
6年前にカウンセリングに34歳の独身女性Mさんが来店されました。
当時交際中の彼がいたのです。
その彼が最近職場を辞めて2年間の医療専門学校に行く決心をしたというのです。
Mさんは「別れたい」との事でした。
「何故何ですか?」私は尋ねました。
「私は35歳までに子供が欲しいのです。
結婚にまだ2年もかかるなら待てません。」と返ってきました。
みなさんはどう思いますか?
Mさんは公務員で彼よりも年収が高いのです。
男性はプライドがあるので、やはり少しでも将来性がある職業に就きたいという気持ちを抱くのは当然だと思います。
また、長い結婚生活を考えても僅か2年で将来性がある職業に就けるのであれば、反対するのがおかしいと思います。
それに結婚してから様々なハプニングがあるのですから今の感情に流されてはいけないと思います。
冷静に判断できなければ彼の奥さんにもその子供達のお母さんにもなれないような気がします。
さて、その後3年してから無事に結婚してお子様も今年生まれました。
先日御家族3人で御来店になられました。
まるで数年前に悩んで「別れたい」と話した彼女の姿はそこになく、家族の事を人一倍愛している優しい母親であり、そして家族を守る強い奥さんになっていました。
悔いのない人生を進みたいと思う時であっても、自分の甘えた感情が邪魔したり世間体を気にしたりして不安になったりすることがよくあると思います。
特に転職や結婚などの転機時には、選択を間違えると生き方が180度違いますので注意してくださいね。
強い人間は失敗したり恥じた事を決して悪い事だとは思っていないのです。
むしろ必然的にその出来事が起こるべくして起こったと考えることが大事です。
さぁ、みなさんも自分に正直に自分らしく自分の行きたい方向を指さして一歩ずつ自分の歩幅で歩いてみてくださいね。
きっと、後悔しないはずです。
いつも幸せ祈っております。