カウンセリングする中で、良くある質問があります。
質問:「私は頑張っているのに、どうして幸せを掴めないのですか?」
授雲:「どんな時に幸せではないと思いますか?」
こう返すと大抵の場合は以下のようなことで悩んでいる方が多いようです。
- 休日に一人で過ごす時に寂しいと悲しくなる。
- 頑張って仕事しているのに出世できない。
- 家族連れを見ると、「私もこの歳まで一人で親に申し訳ない」と思う。
- 頑張ってもななかなか貯金が出来ない。
- 将来がとても不安でたまらない。兄弟に迷惑かけられない。
- 私が一人で苦労している。誰かに頼りたい。
など、皆さん悩んでいるようですね。
さて、ここで皆さんは次にあげる1と2のどちらですか?
- 誰にも従えず、みんなを管理して、独占して皆を動かす指導者的な生き方をする人。
- 人の話に耳を傾け、人の悪口を言わずに、けれども自分の意見を持って生きている人。
1を選んだ人は自信家であるかもしれません。
責任感もあるでしょう。頑固であることも。
そして何より、あなたの考えを周りに求めていませんか?
自分自身の考えで自分を満たし、それこそが、自分の周りの人達を幸せにしている事であると思っていませんか?
ちょっと待ってください!
あなたを許して、あなたらしさを受け入れて、のびのびさせてくれてる環境や人々こそ「感謝」しなければならないのです。
「こんな私を受け入れてくれて、しかも従って優しくしてくれる人々達に出会っている喜び」というものを素直に受け入れるべきかもしれませんね。
2については、協調性と協力性を持ち合わせていて、いつも「人の為に生きてみたい」「慎重に生きたい」「平凡が一番良い」と考えている人ですね。
相手を責めることもしないかわりに、自分の言いたい事はハッキリ自分の言葉で伝えられる人なのです。
「どんな人と会ってもいつものあなたでいること」が一番大事です。
しかし、それがなかなか難しいのです。
「この人と仲良くしておけば良い事があるかも」とか逆に「この人に良い事をしても何も良い事はないのかも」など、利害関係ばかりで人を見てはいけないと思います。
「あなたが会って話しをしている。目の前にいるこの人は大事な人である。」
つまり、「意味がある大切な人」と思うことなのです。
「あの人はお金を持っているから大事にしよう」とか「初めて会う人だから可愛くみせよう。」と思わないあなたでいてくださいね。
リラックス出来ないことは、ストレスを溜め込んで、それはとても疲れることです。
人に好かれる自分ではなく、「あなたに会うとホットする。」と言われるあなたになりましょう。
自然体のあなたが一番好かれるのです。
心を毎日楽にしてあげることは、「幸せな過ごし方」の第一歩です。
遅すぎることはありません。
さぁ、今この瞬間から考え方を変える努力をしてみてはいかがでしょうか?