「私はダメなんです。」、「いつもチャンスをつかめません」など自分に自信がなくて自己嫌悪に陥ってる方がいらっしゃいます。
そんな方は、すぐに決まって結論を出すのが特徴のようです。
ほんの少しの失敗、他人に指摘や注意をうけた事でその事事態を重く受け止めるのです。
また、失敗を「恥」だと思って、ますます消極的になられる方もいらっしゃいますね。
しかし、「失敗も自分には大事」なんだと思うことが大事なのです。
失敗から学ぶ事は、本当にたくさんあります。
人は失敗する事で成功を学んでいるのではないでしょうか?
私は失敗をたくさん経験しているほど、成功もまたしていると思います。
失敗をしても、「また、やってしまった。」ぐらいに思い、やり通す事です。
失敗に逃げたり、怖がったりいては何にも解決にはならないのです。
むしろ、何もしないことと同じなのです。
人生を諦めないためには、失敗を恐れない事です。
諦めない事は成功が約束されている事なのです。
では、ここで失敗を繰り返した後に「成功」と自信を手に入れたお話しを御紹介しましょう。
あれは、今から7年前の当時26歳A子さん。
三人姉妹の次女の方の話しです。
幼い頃から出来の良い長女、要領の良い三女に挟まれた彼女だったのです。
「私はどうしてダメなんだろう」と思っていたそうです。
そんな時に長女K子さんに連れられて私のお店に来店されました。
仕事の事、恋愛の事様々な事を聞かれました。
仕事を辞める時期を尋ねたのですが、現在は栄養士をされて3年、人間関係は多少合わない所はあっても頑張る事を勧めました。
ただ、彼女は芸術面の才能がある事から、「習い事で先生になれる」と鑑定で出たのです。
A子:「先生、今パン作りの教室に行っています。」
授雲:「それは、良いですね。基礎から習っていかれますね。」
A子:「はい、4年位したら講師の免許も取得出来ると思います。」
授雲:「あなたが好きだと思う事を地道に努力して勉強していたら10年目で本物になるから、あなたには、その素質があるのです。大丈夫たがら学んでくださいね。」
A子:「えっ!私素質があるんですか?初めて褒められました。自分は何をやってもダメ人間だとばかり…」
K子:「そんなことないわ。A子は器用で料理も上手いしいつでも頑張っているから…」
A子さんは目にいっぱいの涙を浮かべて「ありがとう、お姉ちゃん。今日は来て良かった。私先生になってみせる。」そう答えたのでした。
その後、彼女は無事に講師の免許を取得しました。
現在は33歳になり、去年結婚して夫婦共働きをしながら生活をしています。
月2回は実家の一室で「パン教室」を開いています。
まだまだ生徒さんは少ないですが、彼女はいつも生き生きしています。
このように、人生はいつもあなたの心次第で良くも悪くもなるものです。
あなたも、「失敗をしたことは成功につながっている」ととらえて考えてみてください。