人間は50歳を過ぎる頃になると、次第に「私達の将来はどうなるのか心配で…」「先祖からのお墓の相談」等のご相談が多くみられます。
昔は、農業や自営業などが多かったこともあって、長男がほとんど相続するのが普通だったようです。
しかし、現在でも実際に親の面倒を見ていたのは長男のお嫁さんであるようですね。
そういうこともあり長男のお嫁さんになることに抵抗がある人もいらっしゃいますね。
そして、世の中には全く親との関わりを持たない長男もいるようです。
面倒をみない長男
お客様のY子さんは3人兄弟の末っ子です。
現在実父82歳(要介護2)、実母78歳(足が悪い)の面倒をみています。
長男家族は実家の隣に住みながらも一切実家に顔も見せません。
また、次男家族は宮崎に住んでいて電話1本親にしてこないそうです。
Y子さんは、親から通帳や印鑑は預かって管理はしているものの、家から片道40分かけて週2回の訪問にも不安を感じてきているとのことでした。
もしも親が持っていた土地があって、死亡したらどうなるのか?
兄弟3人が相続する場合は共有持分3分の1ずつ相続します。
不動産を処分する場合共有者全員の同意が必要です。
単独で売却したり担保に提供することが出来ません。
相続問題でトラブルが起きないようにするためのヒント
- 実家の土地、家は長男
- その他の財産は次男
- 預金債権は長女
このように、親自身が責任を持って円満な遺産分割をしておくべきでしょう。
もし、あなたが近い将来長男の嫁になることになったり、親の面倒をみたいと思っているのなら不幸な結果にならないようにしてくださいね。
毎日生きていると、様々な問題に直面するものです。
とにかく、人生に悔いがないように納得しながら生きることが大事ではないでしょうか?