みなさんは毎日毎日、世界中で様々な情報が溢れ過ぎて自分が探している情報がなかなか見つからず困ってしまうこともあるはずです。
でもこのような時に、「これだ！」と思える事を教えてくださる人がいると「ありがたい」と感謝しますね。
例えば、先日1月の事です。
私は熊本で出張鑑定をするため、フェイスブックで「明日は熊本に行きます！」と伝えた時の事です。
熊本に住むお客様から電話を頂き「授雲先生、お久しぶりです。Dです。熊本に来られるんですね。先生にお渡ししたいものがあって、どこかで会ってもらえませんか？」と言われ、私は「はい。では新幹線乗り場の待合室で12時15分におりますので、よろしくお願いします。」と伝えたのです。
Ｄさんは結婚されてから熊本に住んで8年になります。
独身の頃からの付き合いです。
現在では優しいご主人様と6歳と2歳のお子さんがいらっしゃいます。
また、夫婦共働きで彼女は自由時間に仕事が出来るコールセンターのパートをしているのです。
当日私は12時11分、熊本駅に到着しました。改札口を出るとＤさんが明るい笑顔で手を振ってくれています。
授雲：「Ｄさん。お元気でしたか？会えるなんて夢みたい。フェイスブック見てくださったんだ。ありがとうございます。」
Ｄさん：「はい、授雲さん元気かなぁと思いフェイスブック見てたら、熊本に行きます！と書いてあったので、少しの時間があったら母が漬けたキンカン漬けと家族の写真見せたくて…」
私は思わず涙が出てきました。
授雲:「わぁー、キンカン好きな事を覚えてくれていたんだ。感激。それに、御家族の写真まで…」
そうなんです。
彼女は昔からとても優しい細やかな気配りが出来る女性なのです。
熊本に住まわれてからは、いつも電話鑑定だったので、すっかり母親の貫禄が付いた彼女をみると、何だか昔恋で悩んで駆け込んで来ていた人と同じには見えないのです。
Dさん：「熊本城には行かれましたか？」
授雲：「はい、今日14時にお客様が熊本城に迎えに来てくれるのです。だから、今から…」
Ｄさん：「だったら私の車で行きませんか？少しは説明も出来ますよ！」
授雲：「是非お願いします。今日は最高に幸せ感じます。ありがとうございます。」
Ｄさん：「いつも授雲さんは私を支えてくれていますから。行動すること、今でも鑑定用紙に書いてくださった「人生は自分らしく生きること、真面目に生きていれば大丈夫！」の文字を見ては頑張ろうと思うのです。」
キンカン漬けを頂いた後、家族写真を見せてもらいました。
私達はその後熊本城に行って、見学しました。
もちろん城にも登りました。
晴天の日に熊本城の最上階からの眺めは格別でした。
その時です。
私は毎年1月にオリジナルの「授雲御守り」を作って皆さんにお渡しするのですが、それを彼女に渡しました。
Ｄさん：「わぁー、嬉しいです。初めてもらいます。何か今日はラッキーな事だらけです。しかもや家族全員と母の分までありがとうございます。」
授雲：「それと、今年リニューアルした鑑定用紙に今年あなたが気をつける事を書いてきました。ちょと待ってね。今出すから…」
そう言って鑑定用紙を彼女に見せて説明しました。
Ｄさん：「大事にします。今日は会えて嬉しかったです。」
授雲：「人生は動く時、止まる時、考える時があるのです。動く時は新しい自分に会える事です。あなたは十分素晴らしいですよ。」
そうして、二人の楽しい時間はあっという間に過ぎて行きました。
帰り際に彼女が言いました。
Ｄさん：「授雲さん、私今日授雲さんに会ってわかった事がありました。授雲さんはいつも前向きで仕事に真面目に取り組んで、皆さんに信用や尊敬される意味が良くわかりました。私も今年から以前から習っていた書道を学ぶ事を誓います。そして、来年の賀状は毛筆で書いて授雲さんに出します。本日は本当にありがとうございました。」
そう言って軽く会釈をして、彼女は車で颯爽と去って行きました。
人はいつも幸せを学んでいるものです。
そして、成長しているのです。
