企業内カウンセリングやメンタルセミナーの中で多く話される事の一つにあげられるのは、人は困った時や前に進めない時にいったいどうしたら良いかというがあります。
前に進めない時の解決方法は?
では、出来ないと思う 3分の2とはなんでしょうか?
3分の1は過去のトラウマ
3分の1は未来の出来ない事への不安なのです。
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(解決方法) 困った時ほど今の3分の1。つまり、今に集中してください。
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すると、苦しみは3分の1になるのです。
また、勇気を出して前に進めた時はきっと自分に自信がついてくるものです。
勇気がないから一歩踏み出せないではなくて、勇気がないからこそ一歩踏み出すのです。
さて、2年前に私がカウンセリングの際に「自営業」を薦めたある女性がいます。
仮にkさんとしましょう。
当時天文館のある美容室で6年間働いていました。
Kさんは技術が素晴らしい上に部下の面倒見が良く優しい人柄でお客様もたくさん来店されていたようです。
しかし、自分が目指す美容とは違う価値観を持つオーナーと時々仕事の事で衝突をしていました。
そんな時に来店されました。
私はkさんと話していくうちに、二つの選択があることを話しました。
この場合3つの疑問がでてきました。
- 先の見通し
- オーナーとの意見の食い違いで働いている部下との調和が保たれるのか?
- このままだと職場を辞めてしまわないか?
1についてはオーナーの考えが変わらない限り同じであると考えられます。
2についても働いている人がオーナー側と自分側についておそらくこのままだと対立してしまう可能性があり、乱さないように調和を保てるか不安であるとのこと。
3についてはkさんは毎日仕事をしながら考えている事ですが、辞めてもどこで働いて良いかも考えていないと言う事でした。
確かに同じところで勤務していると職場にも慣れてオーナーの欠点も嫌と言うほど見てきたと思います。
ただ問題はkさんがここの職場で満足しないと思うのです。
いつも頭の中で、「辞めたい。でも続けなきゃ」という気持ちがぐるぐる回っているのです。
私はkさんに今でなくても数年後からの自営業を薦めました。
すると、お客様や友人からも薦められた事があるとの事でした。
やはりそうなのです。
自営業や自分の可能性を生かしたい方は必ず1度は他人から「自分で何かしたら?」と言われているのです。
kさんもその一人でした。
あれから2年たったkさんは今年から自宅を改装して美容室を始めました。
当時付き合っていた今の御主人と去年の冬に結婚しました。
御主人が独身時代から住んでいた家を改装してお店を開業しました。
人は必ずピンチがチャンスになる時があります。
Kさんが仕事に行き詰まった時がピンチだと思ったのでしょうが、それが「結婚」という流れになってしかも「開業」までに至りました。
しかも御主人のお母様はあの前働いていたところの彼女の常連客だったのですから不思議です。
もしかしたら、kさんがこうなることも必然的だったのかもしれませんね。
人生は頑張った人が報われるようになっていますね。
みなさんも人生を諦めないでくださいね。