カウンセリングする中で家族の介護の悩みがあります。
特に働き盛りの40代から親の介護が増えています。
介護食
高齢者の介護食に関しては、一人一人味の個性があることから大変難しいものがあります。
お金をかけずあるものですます人、自分好みの食べ物しか口にしない人等様々なのです。
訪問介護で配属されたヘルパーさん達は栄養に気を配ると言うより、その方の要望に合わせた食事作りをしなければいけないので、高齢者一人一人の対応が大事なのです。
健康であれば温かいものは温かい状態で食べ、冷たいものは冷たい状態で食べるのですが、調理が出来ない高齢者は出来ない場合があるので不自由な思いをしています。
また、高齢者になると「食べ物を飲み込めなくなる方」が多いことから1口、1口の食事をゆっくり食べる事に注意しなければなりません。
出来るだけお皿に綺麗に盛り付けてあげて、食べるものを説明しながら食べさせてあげる事が大事ですね。
「見て食べる事」が脳の刺激を受けるので、美味しく食べて心が満足することで高齢者を安心させるのです。
「おいしい?」
「何を食べますか?」
「ゆっくり食べましょうね」
この声かけはとても高齢者にとってはホットする言葉だと思います。
在宅介護が出来ない
先日、現在実家でお母様の在宅介護を6ヶ月程ひとりで世話をしている49歳の女性がカウンセリングに来られました。
話しを聞いてみると、以前は病気1つしなかったお母様だったそうです。
そんな丈夫な方がある日を境に認知症が進み、別人のようなお母様になられたというのです。
認知症の症状とは?
短期記憶が衰えて自分が使ったカバンや財布を忘れたりします。
また、支払いや食事の準備も出来なくなったり、時には自分の家に帰れない問題が発生するのです。
認知症の症状はゆっくり、ゆっくりと進行してだんだん悪化してしまいます。
家族の優しい言葉や行動が介護される高齢者にとっては幸せなのです。
介護が始まった時にまず介護保険が重要になってきます。
今年4月の消費税8%の影響で介護保険料についても負担増になるようです。
また、1割負担だった70歳以上の健康保険の自己負担額も2割負担になるなど我々国民の生活はますます苦しくなるばかりですね。
人間は年齢を重ねて行く中で、様々な困難な出来事に直面してしまいます。
ですからその時その時に家族全員で話し合う習慣をする事で認知症や病気を防ぐことも出来ると思います。
介護する人、介護される側の言葉のキャッチボールが「幸せ介護」に繋がるのではないでしょうか?